2010年7月29日木曜日

第14回論文課題

サッカーにビデオ判定は導入すべきか?


スペインの初優勝で幕を閉じた2010年南アフリカワールドカップ(以下W杯)、アフリカ大陸で初めてのワールドカップとして、南アフリカの治安の悪さやインフラ設備の問題がマスコミで大きく取り上げられていたが、当初懸念されていた問題は何も起こらず大会としては大成功に終わった。
 その様な中でも、日本が自国開催以外で初の決勝トーナメント進出ことには驚かされた。開幕前の不振の影響もあり、代表人気もかつてないほど低迷していた。しかし、日本が勝つにつれて、日本中が湧いていった。惜しくもパラグアイに敗れてベスト8進出は逃したが、W杯という世界最大の祭典の持つ魅力と影響力を改めて感じた。

 しかし、今大会で最も注目を浴びたのが、誤審問題であった。誤審問題が起きたのは、決勝トーナメント1回戦のドイツ対イングランド戦とアルゼンチン対メキシコ戦である。ドイツ対イングランド戦ではイングランドのフランク・ランパード選手が放ったループシュートがゴールラインを越えたものの、ノーゴールと判定され、結果としてイングランドはドイツに1−4というスコアで大敗を喫した。また、アルゼンチン対メキシコ戦では、アルゼンチンのカルロス・テベス選手の先制点が明らかなオフサイドポジションであったにも関わらずゴールとして認められ、メキシコも1−3というスコアで敗れている。
 世紀の大誤審として、世界中の議論の的となった今回の誤審問題。もともとサッカーというスポーツは人間が裁く以上、多少のミスは「しょうがないもの」として許されていた。そのため、FIFA自身もビデオ判定の導入に踏み切れずにいた。しかし、今回のW杯では上記で述べた以外にも、様々な重要な局面で勝敗を左右するほどの誤審が相次いだため、問題視せざるえない状況になった。
 私自身も今回の南アフリカワールドカップをTVで観戦していた時、首をかしげたくなるようなジャッジをたびたび目にした。だからこそ、今回の論文の課題にこの「サッカーにビデオ判定は導入すべきか?」というテーマ設定し、この問題を様々な点から論じていきたい。

 まず、この問題を論じる前に、現行の審判制度について述べて行きたい。サッカーは通常のゲームにおいては主審1人、副審2人で行われる。これ以外に競技会規定に基づいて任命される第4の審判員を1人配置する場合がある(第5の審判員を置く場合もある)。

主審
競技規則を施行し、競技規則の範囲におけるすべての権限を有する。主に競技規則のあらゆる違反に対して、主審の判断により試合を停止、中断、中止する権限や、競技者の反則行為に対して警告、退場処分の施行、得点の判断、試合の結果の判断である。

副審
フィールドの両サイドに各1名配置され、主審を支援する。コーナキック、ゴールキック、スローインをどちらが行うか、オフサイドの有無を、フラッグを掲げて主審に合図。これらの最終決定は主審が行う。

第4の審判員
3名の審判(主審1、副審2)が職務続行不可能な場合にその代わりを務める。このうち第4の審判員がどの役割を務めるかは事前の協議、大会規則に依る。また、選手交代時にボードを掲げたり、ロスタイムの時間をボードで掲げる。
 
ここに挙げた以外でも、追加副審や、第5の審判員なども存在する。

なぜ、今大会はこれほど誤審が目立ったのだろうか。それは、サッカーの高速化によって、審判に求められるレベルが高くなってきているからだ。スペイン代表を見ればわかるように、ワンタッチで素早くパスをまわすチームが増えてきている。さらにボールの改良により、シュートも速くなっている。以前に比べてプレースピードが格段に上がっている。もはや主審と副審を合わせた3人の“眼”だけでは、ピッチをカバーし切れなくなってきたことに、多くの人が気づいている。今季、UEFA主催のヨーロッパリーグでは、ゴールのすぐ脇に立ち、ボールがラインを割ったかを判定する審判5人制を試験導入した。
また問題は、審判の人数とは別の部分にもある。W杯は各大陸から審判が集められており、決して世界の審判リストの上位から30人が大会に来ているわけではない。もし、本当にトップの審判を集めたとしたら、ドイツとイングランドから7、8人の審判が呼ばれるはずである。ヨーロッパでさえ、日常的にチャンピオンズリーグのようなレベルの高い試合で笛を吹くことができる審判は限られている。ましてその他の地域では、ハイスピードのプレーに触れる機会がもっと少ないはずである。このように日々進化しているサッカーを前にして、現在の審判制度には限界があることを露呈している。


 ここからは、テーマに基づきビデオ判定を導入することでの、メリットとデメリットについて挙げていきたい。

・メリット
1 ジャッジの正確性が向上する。審判の目が増えるため、きわどいプレーや普段は見逃してしまうプレーも何度も確認することができる。また選手自身も、シュミレーションやダイブといった審判を欺くプレーも容易にできなくなるため、フェアプレーに徹するようになる。

2 審判の負担が軽減する。審判は試合を通して集中力を保ち続けなければならい。またミスジャッジなどは試合後に、選手側やメディアに激しく咎められる。そのため審判は過度のプレッシャーにさらされることになる。

・デメリット
1 試合中ビデオ判定を行う度にプレーを止めなければならないため、試合のスピードが落ちてしまう。これがビデオ判定導入にあたっての最大の障害である。

2 IFAB(国際サッカー評議会)によると、サッカー界に最新技術を導入することになると、莫大な費用が掛かってしまうという研究結果が出ている。

 続いて、様々なスポーツのビデオ判定を導入例を示したい。代表例として、アメリカンフットボールのインスタント・リプレイやテニスのチャレンジが特徴的である。これは審判の判定に対して異議がある場合、審判にビデオ判定を要求できる権利である。異議が認められた場合は、問題の判定を覆すことができる。この制度の面白いところは、アメリカンフットボールの場合はタイムアウト1回分の権利、テニスの場合は1セットに3回まで使えるチャレンジの権利を賭けて行うことになる。これが試合の流れを変えることになりかねないため、観客自身も楽しめるショー的要素も含まれる。


 ここまでの様々なデータを吟味した結果、私は仮説は「サッカーにビデオ判定を導入すべきではない」と立てたい。以下の3点を理由にこの結論に至った。

 はじめにデメリットの面でも挙げたが、「試合のスピードを落としてしまうことである。」アメフトのインスタント・リプレイやテニスのチャレンジといったように判定要求に制限を加える要素を組み込めばよいと考えるかもしれないが、これらのスポーツとサッカーには決定的な違いがある。テニスやアメフトにはターン制が存在するため、プレーが止まる時間がある。しかしサッカーというスポーツはハーフタイムを除き原則プレーが止まる時がない。そのため判定ごとに試合を止めてチェックしていれば、試合のリズムを壊すばかりか、試合の流れすら変えてしまうことになりかねない。

 続いて、FIFA(国際サッカー連盟)会長であるジョセフ・ブラッター氏の意見を参考にしたい。「FIFAが考える主要目的の1つに、試合における平等性を守るということがある。これは、『サッカーの試合は、世界中のいかなる場所でも同じ方法により実施されなければならない』ということを意味する。小さな村の子供たちによる試合も、テレビ中継されるようなプロ選手による試合も、同じルールにのっとって行われるべきだ」この考えには私も全面的に参成である。資金面から考えて、世界中の試合でビデオ判定を導入するのは不可能である。それでは、W杯やCLのような国際的なビッグトーナメントや、資金力や人気のあるリーグだけのルールにすうのだろうか?しかし、これではルールが適用されているチームとされていないチームが戦うような場合には地域格差が生まれてしまう。このように、たとえビデオ判定を導入したとしても、平等性という面では疑問が残る。

 3つ目の理由として、「サッカーは人間によって裁かれるべきである。」確かに平等性の確保というものはスポーツにおいて最も重要視せねばならない問題である。しかしスポーツという「人が裁く」ということもまた重要な要因であると私は考える。サッカーはフィールドに立つ22人のプレイヤーだけではなく、その試合を裁く審判たちすべて含めて構成されていると私は考える。そこにはスータープレイヤーが織りなすスーパープレーだけではなく、普段は隠れて見えにくいが審判たちのすばらしいジャッジも存在する。そのためビデオ判定を導入することは審判たちの権威を一方的に軽んじてしまうことになりかねない。


 終わりに、ここからは誤審問題に対しての私なりの解決策を論じていきたい。この解決策とは、やはり審判の質の向上にあると私は考える。しかし、審判のレベルはいかにして向上するのか?FIFA国際レフェリーが最も多い国、ドイツの審判育成事情が参考したい。そこでは、審判は若いときからスペシャリストを育てることが重要であり、各地域に教官を置き、講習会を開くなど、若手の育成に力を入れている。それだけではない、ドイツでは審判の地位が非常に高い。2部以上になるとポストカードが売られ、子どもからサインをねだられるほどである。だからこそ、審判として名を成そうと野心を持つ者も少なくない。このように、審判のレベルを上げるには、協会だけではなく、ファンやメディアも含めて、審判を目指すに値する雰囲気を作っていくことも重要なのである。

2010年7月25日日曜日

第5回課題

位置情報に基づいたSNSの是非

1はじめに
2位置情報に基づいたSNSの長所・短所
3まとめ
4肯定的に考える理由
5まとめ

2010年7月24日土曜日

第3回課題

高崎経済大学のお勧めの講義

概要
理由① 講義を楽しめる
理由② 就職活動にも使える。
まとめ

 はじめに、高崎経済大学には様々な教養科目と必修科目があり、個々の興味や目的に合わせて、様々な講義を受講することができる。そのため、受講科目を選択する際、私自身も大いに迷うことがある。そのような中私が今回のテーマである。「高崎経済大学のお勧めの授業」を決める際に最も重要視したのは、講義を楽しめる事と、就職活動にも使えるという点である。講義自身を楽しめなければ学力向上にはつながないし、私は大学の講義というものを就職活動のためのスキルを身につけるためのものと考えているからである。そういったことから、私が勧めるのは加藤健太先生の「戦後日本の経営史」である。ここからは私がこの講義を選んだ理由を述べていきたい。

 シラバスを読むと、この講義の目的は、高度成長期以降の日本において、大衆消費社会の生成・変容の原動力であったと同時に、その変化に対して様々な対応を採った企業の成長要因を理解することである。この授業で取り扱う企業は様々あるが、どれもセブンイレブンや吉野家、ユニクロといったような、私たちが普段の生活で利用している企業である。そういったことから、こういった身近に触れ合っている企業がどういった経営戦略を行っているかを学ぶことは、私たちの生活に直接関わってくるので、楽しく学べることができる。

 この講義を通して、企業の経営戦略や組織、マーケティング、企業者活動など学ぶことで、自分なりの問題を発見し、それに対する意見を持つことができるようになる。このスキルは就職活動を行う上で不可欠な能力であると私は考える。なぜなら、自分が選んだ企業の企業活動を客観的に分析し、意見を持つことは、企業を選ぶ指針となるからだ。

 終わりに、高崎経済大学には、ここで挙げた「戦後日本の経営史」以外にもすばらしい講義がたくさんある。私自身もこれからの大学生活でそういった講義に巡り合えて行ければよいと考えている。

 

2010年7月14日水曜日

第13回論文課題

スライド資料の作り方がわからないので、申し訳ありませんがいつもの形式で提出します。

「サッカーにビデオ判定を導入すべきか?」

① 仮説
「サッカーにはビデオ判定は導入すべきではない」

② ビデオ判定導入でのメリット
 ○ プレーの平等性が向上する。
 ○ 審判の負担が軽減する。

③ ビデオ判定導入でのデメリット
 ○ ビデオ判定をする度にプレーを止めるため、試合のスピードが落ちてしまう。
 ○ 何台ものテレビカメラを必要とするため、莫大な費用がかかる。

④ 他スポーツでの導入例
 テニスではすでにビデオ判定は導入されており、選手はライン際のイン、アウトの微妙な判定に対し     て、1セットにつき3回までビデオ判定を要求(チャレンジ)できる権利を持つ(ビデオ判定の結果誤審であった場合は、要求権は保持される。)

⑤ 仮説検証
 ここまで様々な手法や事例を挙げて結果として私は「ビデオ判定を導入すべきではない」という仮説を立てることにしたい。確かに平等性の確保というものはスポーツにおいて最も重要視せねばならない問題である。しかしスポーツという「人が裁く」ということもまた重要な要因であると私は考える。サッカーはフィールドに立つ22人のプレイヤーだけではなく、その試合を裁く審判たちすべて含めて構成されていると私は考える。そこにはスータープレイヤーが織りなすスーパープレーだけではなく、普段は隠れて見えにくいが審判たちのすばらしいジャッジも存在するし、そこにはたくさんのドラマがあるだろう。そのためビデオ判定を導入することは審判たちの権威を一方的に軽んじてしまうことになるのではないか。よって私はこの問題を「審判たちのレベル如何にいて向上するか」のようにあくまで審判たちを中心に考えていくべきである。

2010年7月13日火曜日

第9回課題

表現する手段(Method)として、私が挙げたいのはTwitterである。そして、この表現手段が用いる媒体(Method)はつぶやきと呼ばれる140文字以内の言葉である。

まず、わたしが今回のテーマにこの課題テーマに選んだ理由は、今までになかった表現手法を用いるからである。例えば「今〇〇居酒屋なう」とつぶやく。これは自分が今〇〇の居酒屋にいるという意味だけで無く、このつぶやきを見た友人に「今暇な人は〇〇居酒屋来ない?」という意味にもなる。

メールや電話などで友人を誘う場合「今〇〇居酒屋いるんだけど、暇なら来ない?」のように直接的な表現になってしまう。これだと誘う友人が今暇なのかどうか気遣ってしまうし、はっきりとした断りの返答が返ってきてしまうこともある。

しかし,Twitterのような簡易ブログだと不特定多数の人々に読まれるため、「今〇〇居酒屋なう」とつぶやいても、相手を気遣うこともないし、断りの返答が返ってくことはない。そのため人々は気軽につぶやくことができるし、Twitterが人気を博しているのは、このような婉曲的な表現が好まれるからであるだろう。




2010年7月8日木曜日

第12回論文課題

 『サッカーにビデオ判定は導入すべきか?』このテーマを論ずるにあたっての研究手法、手段と媒体を以下のように設定した。

① 研究手法
ビデオ判定を導入することでのメリット、デメリットそして、ビデオ判定を導入した他のスポーツの参照する。

② 手段と媒体
FIFA会長であるブラッター氏の見解や選手や監督といった現場の意見を述べていきたい。現場からだけではなくビデオ判定導入に対するアンケート結果を用い視聴者目線からでもこのテーマを見ていきたい。

2010年7月2日金曜日

第11回論文課題

サッカーにビデオ判定を導入すべきか? 

 2010年南アフリカワールドカップ決勝トーナメント1回戦。ドイツ対イングランド戦の前半38分、ランパードが中央から打ったシュートはバーに当たりゴールラインを割ったが、これがノーゴールと判定された。同日のアルゼンチン対メキシコ戦でも、テベスのゴールは完全にオフサイドであった。この日に起こった2つの誤審問題は、世界中で議論になっている。ワールドカップという世界的に大きなスポーツイベントで誤審が最も注目を浴びていることに私は興味を持ったので、論文のテーマに設定した。

仮説として、『ビデオ判定は導入すべきではない。』と考えて論じていきたい。

 ビデオ判定を導入することでのメリット、デメリット。そしてアメリカンフットボールやテニスといったビデオ判定を導入した様々なスポーツを参照してこのテーマを論じていきたい。